離乳食初期の食べさせ方|お口ポカンを防ぐ離乳食の進め方

離乳食初期の食べさせ方|基本と成功のポイント
離乳食初期は、赤ちゃんが母乳やミルク以外の食べ物に初めて触れる大切な時期です。
この時期は「ゴックン期」とも呼ばれ、食べ物を口に入れて飲み込む練習が主な目的となります。
無理に食べさせるのではなく、赤ちゃんのペースに合わせて進めることが成功のポイントです。
また、食べさせ方の基本を押さえることで、赤ちゃんが食事を楽しいものと感じやすくなります。
スプーンの使い方や姿勢、食材の選び方など、最初に知っておきたいポイントをしっかり確認しましょう。

赤ちゃんのペースを大切にする
無理に食べさせない
食事の時間を楽しくする
正しいスプーンの使い方を意識する

◎離乳食初期の目安時期とスタートの準備
離乳食初期のスタート時期は、生後5~6か月頃が目安とされていますが、お子様の成長に合わせてスタートしましょう。
赤ちゃんが首をしっかり支えられるようになり、支えてあげると座れる、食べ物に興味を示すなどのサインが見られたら始めどきです。
スタート前には、赤ちゃん用のスプーンや食器、エプロンなどを準備し、衛生面にも気を配りましょう。
また、最初は1日1回、午前中に少量から始めるのが安心です。
アレルギー反応が出た場合にすぐ受診できるよう、病院の診療時間内に始めるのがポイントです。

月齢では生後5~6か月が目安
首がすわり、支えると座れる
食べ物に興味を示す
スプーンを押し出すことが少なくなる
寝返りができる

◎赤ちゃんの機嫌やお腹の様子を観察して安心スタート
離乳食を始める際は、赤ちゃんの機嫌や体調をよく観察することが大切です。
お腹が空きすぎていたり、逆に満腹だったりすると、うまく食べてくれないこともあります。
機嫌が良いタイミングを選び、無理に食べさせず、赤ちゃんの反応を見ながら進めましょう。
また、初めての食材は1種類ずつ、少量から与え、体調の変化やアレルギー反応がないかもチェックしましょう。
赤ちゃんのペースを尊重することで、安心して離乳食を進めることができます。

機嫌が良い時に始める
お腹の空き具合を確認
無理に食べさせない
1種類ずつ少量から
体調やアレルギー反応を観察

赤ちゃんが笑顔になる3つの魔法のステップ
離乳食初期は、赤ちゃんにとって新しい体験の連続です。
ここでは、赤ちゃんが笑顔で離乳食を楽しめるようになるための3つの魔法のステップをご紹介します。
正しい姿勢やスプーンの使い方、食材の増やし方など、ちょっとした工夫で赤ちゃんの「食べたい!」気持ちを引き出すことができます。
毎日の食事が親子の楽しい時間になるよう、ぜひ実践してみてください。

正しい姿勢で安心感を与える
スプーンの使い方を工夫する
量や食材の増やし方を段階的に進める

【ステップ1】正しい姿勢と腰座り前のサポート方法
離乳食を始める時期の赤ちゃんは、まだ腰がしっかり座っていないことが多いです。
そのため、抱っこやバウンサー、ベビーチェアなどを使い、赤ちゃんの上半身がやや前傾になるようサポートしましょう。
頭と首が安定し、口元にスプーンが届きやすい姿勢を作ることで、赤ちゃんも安心して食べることができます。
また、足がしっかり床や台につくと、より安定します。
姿勢が崩れやすい場合は、タオルやクッションでサポートしてあげましょう。

抱っこやバウンサーで上半身を支える
やや前傾姿勢を意識する
足元も安定させる
タオルやクッションで補助

【ステップ2】スプーンと上唇・下唇の使い方・順番のコツ
スプーンの使い方は、離乳食初期の食べさせ方でとても重要です。
スプーンは赤ちゃんの下唇にそっとのせ、赤ちゃんが自分で上唇を使って食べ物を取り込むのを待ちましょう。
スプーンを上あごや奥まで押し込むのはNGです。
赤ちゃんが口を閉じるのを待ってから、スプーンを水平に引き抜くのがコツです。
この動きを繰り返すことで、赤ちゃんは自分で食べる練習ができます。
焦らず、赤ちゃんのペースに合わせて進めましょう。

スプーンは下唇にそっとのせる
赤ちゃんが上唇で取り込むのを待つ
スプーンを奥まで入れない
水平に引き抜く

【ステップ3】 お子様の様子をみて進める⇒ここが一番大切!!
はじめての離乳食・・・まわりの子より進みが遅い、食べる量がすくないなどと悩むことが多くなるのも事実。だけど、ここはじっとこらえて。
お子様の成長を待ってあげて。
まずは口を閉じてごくんと飲み込むこと。また、スプーンの上のごはんを自らお子様が上唇で捕らえること=捕食といいます。
これらことが食べることの基本です。
私達、大人にとって当たり前のことですが、お子様はまだお口の筋力も弱く
学び途中です。たくさん食べなくても、時には嫌がって食べないときも
成長途中であると考えましょう。

まとめ|赤ちゃんの成長を楽しみながら離乳食を進めよう
離乳食初期の食べさせ方は、赤ちゃんの成長を見守る大切なステップです。
正しい姿勢やスプーンの使い方、食材の選び方や量の増やし方など、基本を押さえつつ、赤ちゃんのペースや個性を大切にしましょう。
困ったときはQ&Aや先輩ママ・パパの声、管理栄養士のアドバイスを参考にしながら、無理なく楽しく進めてください。
家族みんなで協力し、笑顔で食事の時間を過ごすことが、赤ちゃんの「食べる力」と「心の成長」につながります。
毎日の小さな変化や成長を一緒に喜びながら、離乳食の時間を親子の素敵な思い出にしていきましょう。

記事監修:歯科医 中間 泉

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